転職

縁故

公務員の場合は縁故採用は違法行為になります。また、知人の子弟だからという理由で採用上優遇することも禁止されています。上場企業においても、縁故採用を廃止する企業は少なくありません。

一方で地方都市の老舗企業などでは積極的に縁故者を採用する企業も増えてきました。縁故採用を積極的に取り入れる利点は、縁故者の立場を大切にするので、不祥事を起こす割合が少ない、真面目に働いてくれるということです。

地方都市においてはその地方の出身者を多く採用することで雇用の安定を図り、またその地方としても人材が都市部に流出することを回避できるという利点があります。その反面、他社に入社することができないので縁故を頼ってくる可能性がある、能力的に問題を感じても不採用にしにくいなどの不都合もあります。

採用される側にとって気を付けなければいけないことは、入社後も縁故者が影響を及ぼすことがあるということです。特に、役員や管理職者の縁故を頼った場合その人の立場の影響を受けることは少なくありません。

例えば、派閥争いなどがある場合、自分はそのつもりはなくても縁故者の派閥に属しているとみなされて人事上、優遇される場合や冷遇される場合が出てくるということがあります。また、縁故採用ではない人たちとの間で何らかの軋轢が生じることも考えられます。このような事から、一時期、縁故採用は廃止傾向でしたが昨今の不景気からまた復活しつつあります。しかし、企業としても旧来の弊害を回避するような工夫がされるようになりました。