格差

結婚

現在60歳から70歳ぐらいの世代を団塊の世代と呼びます。その世代をピークとして日本の人口は減少傾向にあります。2010年の日本の出生率は1.39であるという報告があります。これは先進国の中でも最も低いクラスの数字です。このような日本の出生率の低下には様々な原因があげられます。

一つは晩婚化です。女性の社会進出が進み結婚年齢がだんだん遅くなる傾向があります。また、キャリアを持ち始めた女性たちは結婚したとしてもキャリアが中断することを嫌って妊娠出産を躊躇する傾向も出てきています。

一方で、主産したくても収入が途絶えることを恐れて出産できない女性たちがいることも現実です。また出生率の低下は日本の年金制度の根幹をも脅かし始めています。2010年に内閣府が全国の20代と30代の男女、1万人について調査を行った結果では、この中の未婚の男女の約6割が恋人がいないということがわかりました。

一つの原因は年収がひすぎて恋人どころではないということがあります。もう一つは、草食系と呼ばれる人々がいるように異性に対するモチベーションの低下です。年収別の統計では、20代男性で年収300万円以下の人の結婚率は役9%、300万円以上になると約26%と一気にはねあがる結果となっています。この調査結果からわかる事は、男性は年収300万円が結婚するかしないかの分かれ目になっているということです。

また、同じ調査で 男性のほとんどが女性に対する結婚の条件は容姿であることに対して、女性は役60%の人が男性に対する結婚の条件として経済力を上げています。年収格差はここでも大きな影響を及ぼしています。また、アメリカの心理学者は男性のラブシャイ(男性が女性に対して極度に緊張して人間関係を築けないこと)の大きな原因の一つに収入格差を上げています。