格差

教育

近年の日本では格差社会という言葉が一時、流行語になるくらいに言われました。親の所得は子どもの教育にどのように影響しているのでしょうか?現代の日本では知的な職業についている人に比較的高所得層の割合が高いという事実があります。

そして、知的な職業についている人の家庭には難しい本も多く置いてあり、また家庭内の話題も当然ながら知的な内容になることが多いのです。その環境に育った子供たちは知的な事柄に興味を持つ機会が増え自ら勉強をすることが多いのはごく当たり前の事です。

これらは高所得層の親が子供に与える環境的な影響ですが、これに加えて教育機会という要素もあります。高所得層の親は子供を塾に行かせ、また優良な私立学校に行かせることもできます。遠方に優秀な大学があれば子供をその地で生活させながら通学させるだけの費用負担ができます。

かくして高所得者層の子弟たちはまた、知的で高所得の職業につくことができます。しかし、高所得ではない親は日々の生活に追われることになり、家庭環境もなかなか知的にはなりづらいのです。親の話題は日々の金銭のことになり、また、子供たちが望んでも塾などに通わせることも困難な状態です。そして、時には進学をも断念させなければならないこともあるかもしれません。

日本は世界でも有数の学歴社会ですから、進学を断念せざるを得なかった子弟たちは、職業的にも恵まれない状態になっていきます。このようにして、高所得者層はさらに高所得に、そうでない層はさらに貧しくなる傾向があります。低所得者層の子供たちはこの社会構造の中でどんどんとモチベーションを下げていくのです。