給与以外の年収

カフェテリア方式

各企業には様々な福利厚生制度があります。直接の収入にならない場合でも、家計費が節約できたり自己投資ができたりするので、給与に次ぐ収入といっても過言ではありません。

しかし、既存の福利厚生制度には不公平な一面もあります。例えば、家族手当は独身者には縁のない手当です。社宅はそこに住まない人には何の援助にもなりません。そこで、カフェテリアプランと呼ばれる新タイプの福利厚生制度が考案されました。

この制度は企業が用意した何種類かの福利厚生メニューの中から利用者が自分の都合に合わせて好きなものを選んで受けられるサービスです。労働者の個人的な属性によって起きる不公平を解消するために考案されたメニュー選択方式です。

そのメニュー設定は自社で独自に設定するタイプと社外の専門会社などに委託運営するアウトソーシング方式があります。この制度を運用している企業の多くはポイント制を採用しています。労働者の勤続年数や職位などによってポイントを与えるのです。

そして、メニューにはそのサービスを受けるのに必要なポイント数が設定され、労働者は自分の持っているポイントの範囲内で受けたいサービスを選ぶことができます。メニューの内容は 託児所利用や介護施設の利用、社宅の利用、差額ベッド料金の補助などがあります。しかし、この制度では受けるサービスの内容によってその費用が課税対象になるものと、ならないものがあったりして運用上あいまいな点も多く指摘されています。政府はこの制度を国の施策として推し進めています。